Kami-PR’s blog

主に関西でPR(Public Relations)業を営んでおります。プライベート、ビジネス、業界のちょっとした裏話、色恋もの、ゲスネタ等々、粛々と綴りたいと思っております。お仕事のご依頼はこちらまで⇒godlucky618★gmail.com ※★を@に変えてメールください。

ビジネス業界のプロになるなら国家資格ではなく、認定資格で勝負する

暖かい通り越して、汗ばむ季節になりましたね。どーせ汗ばむならドキドキして駆け引きして、でもチキンやからこっちからはアプローチできなくて、考えて考えて、考えすぎて結局機会を逃し、得たのは汗ばむだけの経験がしたい。そんなKami-PRです。

 
さて、実は先の日曜に一夜漬けの集大成を発揮すべく、PRプランナーの資格認定試験を受けてきました。PRにも認定制度があるのです。
 

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gettyimages:Compasshionate Eye Foundation/Martin Brraud
 
しかし、ここで言う“資格”とは、いわゆる公務員等の国家資格ではなく、あくまで「認定」。
 
分かりやすく違いを記すと、

 

・免許を取得した事によりそれを行えるようになるものを「資格」

 

・試験に合格するなり講習を受けた事を証明されるものを「認定」



となります。
 
 
PRプランナー資格認定制度とは?
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会では、広く社会の発展に寄与するPRパーソンとしての知識、スキル、職能意識を有することを認定する資格として「PRプランナー資格認定制度」を導入し、2007年度からスタートしました。  
PR関連会社や企業の広報部門でPRを担当されている方々はもちろんのこと、将来PR関連業界や広報・PR部門での業務を希望する方々やビジネスパーソンに求められる広報・PRに関する知識・スキルを持ちたいと考えている方々など、幅広い層の方々に受験いただき、個々の能力判定だけでなく、PR知識やスキルの向上に活かしていただきたいと考えております。
 
です。
結局のところ、この資格を持たずとも広報・PRの業務には就く事ができるわけで、持っているだけで国家的な効力があるわけでもなく、就職に有利に働くと確約できるもんでもありません。
ハッキリ言って自己満資格です。マスターベイションです。
 
では、なぜこの資格を取ることに至ったか。
それは一応業界内では唯一の認定資格であり、PRに従事する者にとってはそれが精通しているという証拠になり、信頼を得られるからに他なりません。
逆に、認定資格を有するということは業務においても中途半端なことはできず、自らのハードルを上げることになるのですが、それ以上に期待を糧に代える器量を持つのがプロではないでしょうか。
 
まー、この資格なしでも実績を上げて個の知名度を上げ個のブランディングに長けてる人にとっては必要ないですが…
 
 
さて、この資格、全部で3次試験まであるのですが、ぞれぞれの過程で合格するごとに資格が得られます。
 
1次試験合格者=PRプランナー補
広報・PR実務に従事するために必要最小限の基礎知識を有することを認定する資格で、広報・PRに関する基礎知識を問う検定1次試験 に合格し、「PRプランナー補」認定申請と書類審査を経て取得できます。
 
2次試験合格者::准PRプランナー
広報・PR実務に必要な専門知識を有することを認定する資格で、広報・PRに関する実務知識を問う検定2次試験に4科目合格し、「准PRプランナー」認定申請と書類審査を経て取得できます。
 
3次試験合格者:PRプランナー
日常的な広報・PR実務を幅広くこなし、かつ広報・PR責任者をサポートする知識・提案能力を有することを認定する資格で、検定1次、検定2次、検定3次試験に合格し、「PRプランナー」認定申請と書類審査を経て取得できます。
尚、PRプランナーになるための3次試験は広報・PR経験3年以上という条件があります。
 
 
自分は今回、2次試験に挑んできました。
ちなみに1次は2年前に合格済。時間経ちすぎ
 
1次試験は広報の歴史〜理論、実務の概要といった基礎知識の範囲となりますが、普段の業務で歴史や理論を学ぶことは希少であり、且つIR(インベスター・リレーションズ/投資家向け広報)やCSR(Corporate Social Responsibility/企業の社会的責任)、危機管理広報など、特殊な知識が必要になるため、勉強しないとまず受かりません。
 
あ、マークシート方式なので5年分ぐらいの運を使えば受かるかもです。
 
自分は日本パブリックリレーションズ協会が発行しているテキストを2回ぐらい読み、奇跡的に合格しました。

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出典:日本パブリックリレーションズ協会
 
 
で、今回の2次試験ですが、
範囲としては上記に加え、マーケティングブランディング、PR実務に関する知識、PR戦略、時事問題という構成になります。
 
勉強に関しては3ヶ月前ぐらいにテキストを買い、試験前日に読了。笑
過去問も1回のみ。
あとは試験当日に殴り読みで挑みました。

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出典:日本パブリックリレーションズ協会

 
 
 
意外と手応えありです。笑
 
ただ、時事問題がクセもんです。合否を左右するのはココではないでしょうか。
日頃からニュースに目を通しておかないと分かりません。
自分、恥ずかしながらPRの専門家であるにもかかわらず新聞購読をしておらず、ネットニュースで情報を得ている、いわば「ゆとりPR野郎」です。。。
新聞の需要は年々下がってますが、新聞でしか得られない情報もあるわけで、、、
ネットニュースは自分の興味あるニュースに目が行きがちですが、新聞は半強制的に紙面の情報が入ってくるわけで、世の中の情勢を知る(今の社会を投影している)のはやはり新聞が今も尚随一なわけで。
 
話が少し脱線しましたが、だから、この認定資格を目指す人は常日頃からアンテナを張り巡らせ、且つ、自分の領域においてはプロになるんだという気概を持って臨むべきであると思います。
 
 
だれか、どこかで、社会と良好な関係を築きたい、この仕事・活動は世の中・生活者にとって画期的で皆が幸せになれるものなんだ、とくすぶってる人に、PRマンの、いや、つかむしろ僕の想いが届きますように。。。
(ひいては、仕事の依頼お待ちしております。テヘペロ)